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詩客 ~僕の詩一つ、地球に殴り書き~

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カテゴリ:詩 - 詩を綴ります -( 80 )

雪だるま


雪だるま
笑ってる

ずっとずっと
笑ってる

でも太陽に泣かされて
すうっと空に持ち上げられる

空から見える景色には
一瞬心奪われたけど・・・

溶けてしまった僕の手は
もう雪だるまを作れない

もう雪だるまには戻れない
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by kzo10. | 2005-02-27 03:35 | 詩 - 詩を綴ります -

そこ


どこへ行こうとも
僕は僕を蓄えて
僕の中身をごちゃまぜて
どの空の下でも
歌い続ける

一人

動かし続ける

無尽蔵の創造力の底の底
もがいてタッチしてみたい

そこから戻って
僕は笑顔で
もう一度歌いはじめる

湧き水のきらめきと
泥んこのどん底を携えて

僕は地球にのめりこんでいく
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by kzo10. | 2005-02-25 01:21 | 詩 - 詩を綴ります -

何故か一番短い二月に


何故か一番短い二月に君と
会っては話す目まぐるしい日々

何故か一番短い二月に君と
メールで繋がる暮らしの一コマ

何故か一番短い二月に君と
歩いた港 横浜の風

蛍が見たいという君と
蛍を見ている僕の想い出

誰もいない公園を
二人占めして笑う声

疲れも忘れて
喋り歩いた夜の街中に
僕は想いの足跡を残していく

僕と君にしか見えない足跡を
幾つも幾つも残していく
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by kzo10. | 2005-02-23 23:56 | 詩 - 詩を綴ります -

歩いて


顔を上げて胸を張り

僕は歩いていこうと思う

太陽に笑い
月に手を振り

僕は歩いていこうと思う

まあるい地球を
玉乗りしながら

僕は歩いていこうと思う

星に語って
雲と涙し

僕は歩いていこうと思う

声にならない悲しみと
張り裂けそうな心を連れて

僕は歩いていこうと思う

切り拓きゆく生の歓喜と
近づきゆく死を見つめ

僕は歩いていこうと思う

溜め息と弱気は
ぜ~んぶガバッと飲み干して

僕は歩いていこうと思う

何年かかっても
時々思いっきりすっ転んでも

僕は歩いていこうと思う
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by kzo10. | 2005-02-19 02:51 | 詩 - 詩を綴ります -

強さ


強くなりたい
切実に思う

新しい暮らしをはじめて
少し夢に近付きはじめて


もっと強く
強くなりたい

腕力や脚力
権力や財力
そういった強さではなく
もっと人間としての本質的な強さ

今こうして
強くならんと想う我
その視線の先に
さもありなんとする姿勢に
定まった祈りに

幸せがあり
自らの可能性がある

最期まで曲げない
一本の芯

それを今
作り続ける

勝つまで戦いつづけ
また
勝ってもとどまることなき我
ここに誓い
ここに祈る

全ての涙と血と汗をそのままに


さらに強く
さらに高く
前へ
上へ

世界中の仲間と
私の中の宇宙は呼応し
叫び続ける
祈り続ける

私の中にある生命
信じる
友の中にある生命
信じる

湧きいだすものの源泉
拡げ続ける
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by kzo10. | 2005-02-16 01:23 | 詩 - 詩を綴ります -

恥ずかしがりや


雪が降り
街を白く
息を白く
心を白くする

雨より遅いその舞い降りる様は
眠りを誘う音を作り出していく

地上の形を白くかたどりながら
雪は家々をくるんで街を隠そうとする

雪は寂しがりなのか
僕の傘や肩
鞄や靴
そして目にまで飛び込んで来る

家の中までついて来たと思ったら
知らぬ間に消えて
部屋のどこかに隠れてしまう

人懐っこくて恥ずかしがりやな雪
せっかく来たのにまた帰っちゃった
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by kzo10. | 2005-02-08 02:03 | 詩 - 詩を綴ります -

マスコット


女子高生の鞄にぶら下がる
熊のマスコットは言う

え?いいなって?
そーでもないよ実際
ケッコー部屋だらしないし
電話長いし風呂長いし
朝弱いし食うの遅いし
ケータイじゃらじゃらうるさいし
時々言語意味不明だし

でもまあここだけの話
色々成長も見れるし
マスコット業界においては
おいしいほうかも
なんだかんだいって
世話になってるわけだし
切ない話
そのうち彼氏とおそろのに
替えられるまでの
期限付きのお役目なわけ
だからまあ
やっぱ羨ましがられる程でもないかな

女子高生の鞄にぶら下がる
熊のマスコットはそう悟っている

今日も揺られるマスコットたちに
僕はアイコンタクトで
小さくおじぎをした
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by kzo10. | 2005-02-07 01:00 | 詩 - 詩を綴ります -

電車のシートに膝立てて


いつだったろう
電車のシートに膝立てて
窓の外の動く街に
嬌声を上げた頃

あの頃は毎日が
新大陸発見で
一日一日に
全てを使い切る

父の腕と
母の膝で
眠ったあの頃

何故だろう
ありがとうっていう涙
浮かんでくる
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by kzo10. | 2005-01-27 23:30 | 詩 - 詩を綴ります -

@


誰にも使われなくなった電話BOXに
僕は息を吹きかけて
アットマークを書いてみた

未来の誰かにメールを送ったり
過去の誰かからメールが来たり
今がいつなのかわからなくなる日が来るのだろうか

例えば孫の孫あたりにお小遣いを送ったり
例えば祖父の祖父から俳句を詠んでもらえたり
UNOでいうSkipとReverseのような生活始まるのかな

会いたいと思ったら映像が浮かび
欲しいと思ったら用意される
どんな感情もボタン一つで感じられる

そんな時代が本当に来たら僕は詩を作れなくなるかもしれない

それは困るな・・・

携帯は持ってるし
変身出来るわけじゃないけど
誰にも使われなくなった電話BOXに
僕はなんとなく納まってみた

携帯が震える
むくれっ面の大きな電話をなだめながら
僕は電話に出る

君の声とわかる
「今、大丈夫?」から始まって
二人はまた少し
時間をワープする
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by kzo10. | 2005-01-19 00:00 | 詩 - 詩を綴ります -

心臓破り



してあげられることが見つからなくて
妙にイライラ腹立たしくて
無我夢中で外に走り出した

家を出てすぐの坂道を駆け上がると
心臓が破れ飛んで僕は拡散した

「なにすんねん」と心臓にどつかれて
僕は芝生の上に放り出される

空と目が合ったからちょこっとだけ頭を下げといた
風がおもしろがって僕を囲んで口笛を吹く

・・・

しばらく言葉が出なくて
コロコロ転がってみた
涙はポロポロと
地球に吸い寄せられる
草にチクチクつつかれて
痒くて起こされた

何か出来るはず
服に付いた芝を払いながら
顔を拭って僕は駆け出す

僕は
駆け出す
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by kzo10. | 2005-01-17 23:55 | 詩 - 詩を綴ります -